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観賞魚の診療所

観賞魚や金魚の病気について、ご参考にしてください。

 

白点病

症状
体表や鰭に白ゴマをふりかけたように、白い点があちこちに認められます。病気の初期はこの白点がぽつぽつと認められる程度ですが、重症になると体一面白点虫で覆われます。
原因
白点虫(Ichthyophthirius multifiliis)の体表及び鰓への寄生によって起こります。 白点虫は、原生動物の繊毛虫に分類されゾウリムシと近縁な生物です。 白点虫の成虫は直径0.5mm程度の円形または楕円形で、その周囲は繊毛とよばれる細かな毛で被われています。魚に寄生した白点虫を取り出して、水の入ったシャーレに入れてみますと水中を泳ぐ光景が観察されます。白点虫のライフサイクルは、まず魚体上で成熟した白点虫は魚から離脱してシストを形成します。このシストは、ネバネバしたゼラチン状の厚い膜で被われていますので水槽のガラス面や砂利の上に付着します。そして、シストは細胞分裂を繰り返しながら仔虫を放出します。放出する仔虫の数は、水温によって異なります。一般的に水温が高いときは、放出される仔虫の数は多くなりますが仔虫は小さくなります。このようにしてシストから放出された仔虫は、寄生するべき魚を求めて泳ぎ出しますが24時間以内に寄生できなかった仔虫は、体力を消耗して死滅します。また魚に寄生できた仔虫は、数日で肉眼で確認される大きさまで成長します。白点病の進行が早いのは、魚体から離れた成熟虫が、シストを形成して仔虫を放出するまでの時間が24時間以内であることです。すなわち、1個の成熟虫が24時間以内に数千倍の仔虫に増えるからです。
白点虫の寄生を受けた プラティー 白点虫(成熟虫)
分裂中のシスト 仔虫
対策
白点病の治療は、仔虫とシスト形成前の魚から離脱した成熟虫を駆虫することを目的に行います。具体的な治療方法は、水を半分程度取替えてからニューグリーンF・グリーンFリキッド・アグテン等で薬浴します。白点病は重症になると治療が困難ですので初期のうちに治療することを心がけましょう。これら色素剤は、水をブルーまたは、グリーンに着色させます。しかし、薬効が無くなるに従い水の色は淡くなってきます。その状態でまだ完全に治療できない場合は、水を半分程度取り替えてから、再度投薬してください。また死んだ魚は、そのままにせず直ちに処分してください。

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エピスティリス症(ツリガネムシ病)

症状
初期症状は、魚の体表に白点病よりやや大きめの白点が認められます。病気が進行するに従い患部は大きくなりウロコがもちあがりその周辺が充血します。重症魚では、ウロコが脱落し筋肉が露出することもあります。また、鰭にもよく寄生します。この病気は、入梅季に多く見られます。
原因
原生動物のツリガネムシ(エピスティリス)が、魚の体表や鰭に着生することにより起こります。この病気の初期に見られる白い粘質の点は、ツリガネムシがたくさん集まって着生しているものです。ツリガネムシは長い柄で魚体に着生しています。柄の先端には釣り鐘状の本体があり繊毛を運動させながら、水中の微生物などを捕食しています。そしてある条件下になると本体が柄から切り離されて、水中を自由に泳ぎまわり、他の魚に寄生してゆきます。エピスティリス症は、病気が進行するに従い穴あき病や尾ぐされ病とよく似た症状になるので、誤診されることがありますので注意してください。診断は、患部を取って顕微鏡で観察しツリガネムシの有無を確認してください。
エピスティリスの寄生を受けた病魚 患部の拡大写真
白い粘質様の点が、
エピスティリスが集まったものです。
対策
ツリガネムシが脱落した跡の傷に細菌が二次感染する恐れがあるので、グリーンFゴールドの併用薬浴を行うとより効果的です 。

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ダクチロギルス症 ギロダクチルス症

症状

ダクチロギルス症のコイ
(写真提供 三重大学)
これらの寄生虫は、金魚・鯉・熱帯魚の鰓や体表・鰭に寄生します。鰓に寄生しますと、下の写真のように鰓から多量の粘液が分泌され、鰓が腫れるため鰓ぶたが閉まらなくなります。
さらに重症になると、鰓全体に本虫がいきわたるので、呼吸困難になって、魚は死に至ります。また、鰭に寄生を受けた病魚は、下の写真のように微細な白い糸状の付着物が確認されます。
鰭に寄生を受けた病魚
原因
これらの寄生虫は、扁形動物の単性類に分類されいずれも外部寄生性です。ダクチロギルスは、鰓に寄生しギロダクチルスは、鰓・体表・鰭に寄生します。この2種の寄生虫は、形態的にフックと呼ばれる鈎のようなものを用いて魚に寄生します。また、ギロダクチルスは、胎生で体内に仔虫さらに仔虫の体内に孫虫が確認されるので、三代虫とも呼ばれています。それに対してダクチロギルスは、卵生です。
ギロダクチルス
対策
ランチュウやディスカスの鰓に寄生する本虫を駆除するために、よく水温を上げてから投薬すると効果的であることが知られていますが、有機リン剤による副作用があることや水温を上げることにより溶存酸素濃度が減少するため、魚の呼吸困難を助長する危険性があるので要注意です。

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イカリムシ症

症状
イカリムシが魚の体表に突き刺さって寄生する病気です。肉眼的には金魚の体表に、ひも状のものが付着しているように見えます。病魚によっては、イカリムシが突き刺さる周辺の皮膚が赤く充血することもあります。
原因
イカリムシはミジンコに近縁な甲殻類に分類されます。魚に寄生するのはメスのみです。メスは交尾後、頭部を魚体に突き刺して寄生生活を始めます。イカリムシの名前は、頭部の形が船のイカリのような形状をしていることに由来します。このため一度突き刺さったイカリムシは簡単に抜けることはありません。イカリムシのメスの寿命は夏で1.5−2ヶ月ですが、冬の間イカリムシは魚に突き刺さった状態で越冬します。そして、サクラが散り始める頃よりイカリムシは、越冬から目覚め産卵を行います。メスは、一生のうち13−15回も産卵を繰り返します。卵からふ化したイカリムシの子供は、ノープリウス幼生とよばれミジンコによく似た形をしています。ふ化した幼生は、脱皮しながら成長します。イカリムシは、ふ化してすぐ魚に寄生しません。しばらくは、ミジンコのように、水中を浮遊しています。もちろん、この段階で魚に食べられることもあります。そして、4回の脱皮後、ようやく魚の体表に寄生しますが、まだこの段階でも魚に突き刺さることは無く、体表の上を自由に動き回り、脱皮を繰り返し成虫となります。成虫となったイカリムシは、やがて交尾しオスは交尾後死にメスは、頭を魚に突き刺し寄生生活を始めます。
対策
リフィッシュがイカリムシの駆除に用いられています。これらの薬剤を池に散布することにより、水中のイカリムシの幼生は駆除されます。しかし魚に寄生する成虫や卵には効果がないので、1回限りの散布では効果が期待できません。そこで約2週間の間隔で2−3回散布することが推奨されています。
魚に寄生するイカリムシ
魚に寄生するのは、メスのみです。

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ウオジラミ(チョウ)症

症状
ウオジラミが体表に寄生するために起こります。ウオジラミは蚊のように針を突き刺して魚の血液を吸います。病魚は、この寄生虫を落とそうと体を石や水槽の壁などに体をこすり付けます。多数のウオジラミが寄生した病魚は過度のストレスにより死に至ることもあります。
原因
ウオジラミは扁平な形状をしており腹部前方にある一対の吸盤で魚に取り付きます。この寄生虫はオス・メスともに魚に寄生します。メスは、一生で10回程度産卵しますが、ふ化した幼生は直ちに魚を求めて泳ぎ出します。
対策
リフィッシュがウオジラミの駆除に用いられています。これらの薬剤は成虫・幼生に効果がありますが、卵には無効ですので約2−3週間の間隔で2−3回散布してください。
ウオジラミ 鯉に寄生するウオジラミ

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グッピーのテトラヒメナ症

症状
1998年頃より、東南アジアより輸入されるグッピーの背びれ基部付近の体表が、白化するという病気が流行しました。症状が進行するに従い、患部は広がり鱗が落ちて潰瘍化します。また、病魚は水中を力なく泳ぎ、やがて死に至ります。シンガポール・マレーシアのグッピーの生産者は、この病気を「グッピー キラー」と呼び、恐れられています。


原因
白化した患部の粘液を顕微鏡で観察すると、ラグビーボールのような形をしたテトラヒメナ(Tetrahymena corlissi)という寄生虫が、多数認められます。このように本病気は、テトラヒメナがグッピーに寄生することにより、発生します。このテトラヒメナは、最初は体表に寄生していますが、やがて筋肉を経て内臓まで、侵入します。このため、東南アジアのグッピーの養殖池では、大量斃死することが確認されています。テトラヒメナの繁殖力は、旺盛で病魚に寄生したテトラヒメナの群体の一部が、魚体を離れ水中を浮遊した後、他の健康な魚に寄生します。また、この病気の患部が白く見えるのは、テトラヒメナが繁殖したために寄生部位の細胞が、死んでしまったために起こる現象です。
対策
魚に寄生したテトラヒメナを薬剤を用いて駆虫することは、困難です。よって、有効な治療方法はありません。しかしながら、水中を浮遊するテトラヒメナは、二酸化塩素で駆虫することができます。また、グッピーの輸出国であるシンガポールの研究者は、グッピーを輸送するときに、あらかじめ二酸化塩素を投薬することで輸送中のストレスによる本病気の発生を食い止めることができると発表しました。本病気の対策としては、まず、病魚らしき魚は隔離し水槽の水を約半分程度交換し、二酸化塩素25ppm薬浴を行い他の健康な魚への感染を食い止めることが肝要です。

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ディスカス・エンゼルフィッシュの腸管鞭毛虫症

症状
本病気は、ディスカスやエンゼルフィッシュなどのシクリッドによく見られる病気です。この病気は、外観的な症状が、明瞭でないために診断が困難です。但し、一般的な症状として病魚の糞が、白色または透明であることが多く、このような魚がいたら本病気であると疑ってみるべきです。また、ディスカスの場合、食欲不振や、体色の黒化なども見られることがあります。本病気になると、病魚は急激ではありませんが衰弱して、死に至ります。


原因
本病気は、ディスカスやエンゼルフィッシュの腸管に鞭毛虫(スピロヌクレウス)が異常繁殖することより、発生します。また、病魚から排泄される糞を顕微鏡で観察すると、多数の鞭毛虫が認められます。そして、糞と共に体外に排泄された鞭毛虫は、他の健康な魚に寄生してゆきます。このような鞭毛虫の異常繁殖は、輸送および、水質悪化によるストレスが原因であると考えられています。
対策
鞭毛虫の駆虫としてメトロニダゾールが効果的ですが、観賞魚用治療薬としては、販売されていません。対策としては、病魚を隔離し排泄された糞をこまめに取り除いて、他の健康な魚への感染を食い止めてください。

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