コイヘルペスウイルス病(KHV)
症状
エラの貧血、水面をふらふら泳ぐなどの緩慢遊泳、摂餌不良、眼球の陥没、粘液の異常分泌
原因
コイヘルペスウイルス(koi herpes virus)が原因です。水温18℃~25℃で発生し、強い感染力を持っています。本病は、国際獣疫事務局WOAH(OIE)に貿易上重要な疾病に定められています。
原因となるヘルペスウイルスは、コイ(マゴイ、ニシキゴイ)にのみ感染し、人に感染することはありません。
対策
ウイルスを持ち込まないことが重要です。外部からコイを持ち込む際にはウイルス検査、網や長靴を消毒するなど防疫対策を徹底してください。
昇温治療が有効ですが、治癒した見かけ上健康なコイでもウイルスを保持しており、他の未感染のコイへ感染させるリスクがあるため昇温治療は禁止されています。
発生時にはお住いの自治体へご相談ください。