イカリムシ症
症状
体表に突起物
患部周辺に充血や粘液の過剰分泌がみられることもあります。
原因
イカリムシの寄生が原因です。イカリムシはカイアシ類と呼ばれる甲殻類の仲間で、産卵期のメスが錨状の頭部をしていることに由来します。15℃以上で繁殖し、12℃以下になると成長を停止し、越冬します。
魚体内に侵入するのはメスのみで、オスは交尾後に死滅します。魚の種類によっては口内に寄生することも知られています。
対策
突き刺さったイカリムシは錨状の頭部で固着しているためピンセットなどで物理的に取り除くしかありません。
物理的に取り除いた後は患部から細菌などに二次感染する恐れがあるので、グリーンFゴールド、観パラD、エルバージュエースで薬浴するのが有効です。