穴あき病
(=非定型エロモナス症)
症状
体表の潰瘍・充血
初期症状は、充血が鱗一枚程度の範囲で見られます。病気が進行すると充血の範囲が拡がり鱗は脱落してウロコの下にある真皮が露出します。さらに進行するとその真皮も剥がれ、筋肉が露出します。
この症状が、穴が開いたように見えることから「穴あき病」と呼ばれます。
原因
エロモナス菌(Aeromonas salmonicida )という細菌が原因のひとつとされています。
比較的低水温を好む細菌なので熱帯魚ではほとんど発生しません。
対策
治療法としては水を1/2~1/3 程度取り替え、対象の薬品で薬浴をします。
患部は水カビなどの二次感染を引き起こしやすく、水カビに有効な薬品を併用することも有効です。 比較的低水温を好む細菌なので水温を25℃以上に上げるのも効果的です。
症状が進行している場合は患部からの体液の流出を抑えるため、0.3~0.5%の食塩を入れて負担を軽減します(浸透圧調整)。
早期発見、早期治療を心掛けてください。
対応薬品
グリーンFゴールドリキッド、 観パラD、 エルバージュエース
薬品名 | 薬効期間 |
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グリーンFゴールドリキッド | 10~14 日 |
観パラD | |
エルバージュエース | 3~5 日 |