たいせつな観賞魚の病気を知る・薬品をさがす。

よくある質問

薬を使用する時、水草はどうしたら良いでしょうか?

A:グリーンF、グリーンFリキッド、メチレンブルー水溶液、グリーンFゴールド顆粒、エルバージュエースは相性が悪く、水草を枯らしてしまいます。ご使用前に水草は取り除いて下さい。治療後は、水を2/3以上取り換えてから水草を植えるようにして下さい。ただし、グリーンFクリアー、観パラD、グリーンFゴールドリキッド、アグテン、アグテンパウダーは水草を枯らしませんのでそのまま投薬していただいて大丈夫です。

投薬時に水草を取り除きましたが、水草はどの様に保管したら良いでしょうか?

A:4~5日位であれば、バケツなどに水を入れて保管して下さい。可能であればエアーレーション、水温が低い場合はヒーターで水温を調整して下さい。 水槽が複数ある場合でも、他の水槽に水草を移植することは絶対にやめて下さい。病原体を他の水槽へ持ち込んで、感染を拡大させる恐れがあります。

病気が発生した水槽の水草は消毒した方が良いでしょうか?

A:病原体が水草に付着していることも考えられますので可能であれば消毒してください。 消毒方法は、バケツなどにグリーンFクリアーを約50倍に薄めた水(1.5Lペットボトル1本の水に対してグリーンFクリアー約30ml)に水草を約3~5分間漬けて下さい。また、消毒後の水草は水でよく洗って下さい。

薬と水草の肥料との併用はできますか?

A:砂利の中に埋め込む緩効性肥料の場合は問題ありませんが、速効性の液肥、または水草育成剤が入っている水槽で使用する場合は水を2/3以上取り換えてから使用して下さい。

稚魚にも薬は使用できますか?

A:現在市販されている観賞魚用治療薬は、稚魚に対しても安全にお使いいただけます。

一匹だけ病気が発生したのですが他の魚と一緒に薬を使用できますか?

A:肉眼で見えなくても飼育水中には、病原体が多数発生しています。他の魚はまだ無症状感染の状態です。基本的には他の魚と一緒に薬を使用して下さい。もし病魚を隔離して治療する場合は、元の水槽にも同様に薬を使用して下さい。

治療中フィルターは、どのようにしたら良いでしょうか?

A:治療中、フィルターは作動させたままで大丈夫です。ただし、ろ材にゼオライトや活性炭を用いている場合は、薬の有効成分が吸着されてしまうので必ず取り除いて下さい。 また、治療後は、フィルターおよびろ材は良く洗って下さい。

薬を使用するとろ過細菌は死にますか?

A:ほとんどの観賞魚用治療薬はろ過細菌に影響を与えます。ただし、病気が発生した水槽では、ろ材内にろ過細菌が定着せず、水質が不安定な場合が多いので、あまり気にすることはないと思われます。

治療中の魚にエサは与えた方が良いでしょうか?

A:治療中の魚であっても、エサは必ず与えて下さい。魚を絶食状態にすると、体力が消耗し、薬を使用してもなかなか治らないことがあります。ただし、与える量は普段より少なめにして下さい。また食べ残したエサは速やかに取り除いて下さい。 一般に病状が悪化した魚は、ほとんどエサを食べませんが、快方に向かうにつれ、エサを食べるようになります。このように病気の進行状態および薬の効果を知る指標にもなります。

治療後の水は換えた方が良いでしょうか?

A:基本的に治療後の飼育水は取り換える必要はありませんが、水草を再度植えたい場合は水を2/3以上取り換えて下さい。 また、グリーンFリキッドやメチレンブルー水溶液等の色素剤系薬品の使用で、飼育水の着色が気になる場合も水を取り換えて下さい。

水温によって薬の効果は違いますか?

A:薬浴時、水に溶けた薬は魚のエラから血液中に吸収され、各臓器へ運ばれて薬としての効果を発揮します。 薬のエラからの吸収速度は水温によって異なるため、水温により薬の効果は異なります。一般に25~28 ℃ 位が、薬の使用に適した水温です。この水温は、多くの熱帯魚の飼育適温に一致します。キンギョやコイなどで、水温20 ℃ 以下で病気が発生した場合は、ヒーター等で水温を少しずつ上げながら薬を使用すると効果的です。

薬を使用してはいけない魚はいますか?

A:特に注意しなければいけないのは、イカリムシ・ウオジラミの駆除剤(リフイッシュ等)で、熱帯魚には使用できません。また水温が28 ℃ 、pH8.0 以上のときは、金魚・錦鯉にも使用は避けて下さい。 また、観パラDは大型ナマズや古代魚には使用できません。一般にナマズ類、古代魚は薬に敏感ですので、これらの魚類では魚の様子を観察しながら少量ずつ使用して下さい。

海水魚に使える薬はありますか?

A:現在市販されている観賞魚用治療薬で、海水魚に使用できるものはありません。

薬の保管はどのようにしたら良いでしょうか、また有効期間はどの位ありますか?

A:薬は密封し、日の当たらない子供の手の届かない所で保管して下さい。未開封の状態で約3年間は使用可能です。
また、保存状態が不十分で、薬が湿っていたり、変色している場合は使用しないで下さい。

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